地獄を見る

しばらく前になるが、moto g52j 5Gの指紋認証機能が働かなくなり修理に出すことに。Webサイトで無償修理の告知を出す程度には傾向性のある故障内容にも関わらず、手続きの際に『症状が確認できなければ点検料がかかる(=有償)』との大変ありがたいお言葉を頂いたので、ついカッとなってRedmi K40Sを購入。*1

 

当然カスタムROMを入れよう、という話になるのですが前にいじったRedmi 9Sの頃とは大分状況が変わっているようで死にそうになりました。

当初は、評判が良さげなSparkOSを入れてみようとしたのですがなかなか上手く行かず、何とか起動できるところまでこぎつけたもののフリーズが多発するため断念。他のROMに変えようとするも今度はRecoveryの入れ替えができなくなってしまい、最終的にはProject Elixirを公式サイトのInstallation Guideに従い、boot.imgとvendor_boot.imgを書き込んで専用Recoveryが起動できるようになりProject Elixirのインストールに成功。

 

で、しばらく使っていたのですが。もう更新しないとの事で更に別のROMに変えてみたいな、と思ったのが地獄の始まり。そもそもSparkOSのインストールが上手く行かなか合った時点で懲りておけば良かったのにね。

もう一度SparkOSを入れてみよう!と思い、外部からOrangeFoxでRecoveryを起動しようとしたのですが……これが何でかFastboot画面から電源が切れて再起動がかからない。SparkOSのRecoveryで試してもだめで、Recoveryを書き込んでからリブートをかけても駄目。これは駄目だと思って、MiFlashでMIUIに一旦戻してみようとするも、タイムアウトしたり30分以上経っても終わらなかったりでこれも駄目。MiFlashで駄目ならもう文鎮になるしか無いのでは?と震えが走るも、前に成功したProject Elixirのインストール手順、boot.imgとvendor_boot.imgの書き込みを行ってみると、専用Recoveryが起動してProject Elixirのインストール&起動に成功。最悪の事態だけは免れたとホッとして、じゃあもう一度SparkOSのインストールにチャレンジをしてみようか、と思いましたが何故か外部からOrangeFoxを起動させようとすると電源が切れてしまう症状に変わりはなく。仕方ないからこのままProject Elixirで妥協しようかなとも思いましたが、それではやっぱり悔しくて。

 

なんか方法ないかなぁとアレコレしてみた結果、PixelExperienceのvendor_bootとRecoveryを書き込んでみると、ちゃんと専用Recoveryが起動してPixcelExperienceの起動には成功。この状態から改めて外部からOrangeFoxの起動を試してみると……起動できた!後はOrangeFox内でOrangeFoxのインストールを実施、再起動してK40S単体でOrangeFoxの起動ができるようになり、Dalvik/Cache/DataのWipe、最新ファームウェアのインストール、SparkOSのインストール、FormatDataの実行をしてから再起動。SparkOSの専用Recoveryが起動するのでFormatDataを実行して再起動で、SparkOSが無事起動するようになりました!

緊急速報メールの受信をした時に一回フリーズを起こしたけど、それ以外では今のところフリーズは発生せず。まぁこれは今回ファームウェアが新しくなっていたのでそのせいかもしれないけど。

 

まぁしかし、やっぱりカスタムROMのインストール方法って情報が少ないよねぇ。英語読めれば不自由しないんだろうけど。

*1:なお、当然と言うか故障が確認されて無償修理にはなりました。