池波作品/人類は衰退しました

ここしばらくは古本屋の100円コーナーで鬼平犯科帳剣客商売藤枝梅安を買いあさっていました。実に人間くさい登場人物達が魅力的ですな。短編が多くて通勤の合間に読みやすいのも個人的にはありがたかったですが。

そんな買いこんだ本を読み漁って一段落した所に友人から『つまんなかったから』とステキな言葉と共に本を渡されました。そう言えば小学館ラノベのレーベルを立ち上げたんだっけと本を見ながら思い出す。SQ文庫ってどうなったんだっけ、と思って調べたら2001年に休刊ですか。一冊も買わなかったけど、POPCOMで連載していたモンスター紳士録とか言う連載小説は何故単行本化してくれなかったのかしら?……懐古はさておき、改めてガガガ文庫のラインナップを見ると、何というかアレですな。少年向けブランドで原作が18禁なモノを出すのはチャレンジャブルと言うか。
で、その小説ですがつまらないという事は無い…と言うか面白かったです。全体的にぐったり感漂う黄昏た世界観に正体不明の存在こと妖精さん。そしてよく分からない交流…。次巻ではほのぼのした世界の嫌な部分を見せてくれると嬉しいなぁ。