ドリームキャッチャー3・4

ベーコン。この一言に尽きるのではないかと。1・2巻がよく分からない静的な恐怖を描いているホラーなら、3・4巻は分かりやすい動的なアクションを描いてます。宇宙からの侵略者に体を乗っ取られる、偏執的な軍人に付け狙われる、と異なる二つの恐怖を上手い事織り込んだ出来にはさすがと思いましたね。給水塔でのエピソードがどう絡んでくるのだろうと思ってたら、4巻の後書きで『IT』へのオマージュだと知って腰が砕けたりしましたけど。きちんと読んどけ言う事なんでしょうね。宇宙人がもたらした能力とダディッツの能力の類似性が単なる偶然で済ませているところは大きな減点ではあるかな。